都心の賑やかさや忙しそうな雰囲気を忘れさせてくれる自然あふれる東京の奥多摩。
奥多摩は東京都内とは思えないほど自然の溢れています。
奥多摩には多くのキャンプがありますが今回は奥多摩でも穴場と思われるキャンプ場がありましたので紹介していきましょう。
目次
清東園キャンプ場の魅力
都心から約2時間の好アクセス!
清東園キャンプ場は東京都内の奥多摩に位置するキャンプ場で都心から車で約2時間ほどで行けるキャンプ場です。
都内からであればアクセス抜群で気軽にキャンプに行けるのが最高です。
渓流の流れるキャンプ場
多摩川の支流の一つである大丹波川(おおたばがわ)がキャンプサイトの目の前に流れており、東京とは思えないくらい川の水が大変澄んでいます。
山奥にあるため夏でも涼しく時折風が吹くとヒンヤリ涼しい天然のクーラーが火照った身体を涼めてくれます。
川の深さも膝下程度しかないためお子様でも安心して遊べます。
清東園キャンプ場の紹介
受付
奥多摩大橋から都道202号に入ると清東園キャンプ場はすぐそこです。
奥多摩に入る頃には急にひんやりとした空気になります。
奥多摩大橋からバイクで山道を登ること約15分、赤が基調の建物が清東園キャンプ場の受付です。
出典:清東園キャンプ場公式HP
▲ちなみに清東園キャンプ場の全体マップはこんな感じです。
清東園キャンプ場はオートキャンプ場ではないので車などは管理事務所に隣接している駐車場に停めるか、管理事務所の向かいにあるメイン広場という場所に停めることになります。
今回は管理事務所の駐車場は満車だったためメイン広場にバイクを停めることになりました。
バイクを停めて管理事務所に入り精算を済ませます。
清東園キャンプ場料金
テント一張り@3000
車一台@1000
バイク@500
一人増えるごとに@1000
今回は3500円となりました。
キャンプサイト
受付すぐ近くの遊歩道からキャンプサイトへと向かいます。
道は急な坂となっており細い道なので注意が必要です。
キャリーカートがギリギリ一台入るくらいの幅だったかと思います。
上図の矢印の通りに遊歩道を進み今回は赤枠の川広場で設営をしました。
広さはそこまでありません。
恐らくソロ用のテントが2張、よくて3張くらいが限界でしょうか。
キャンプ場全体の雰囲気は静かな清流の流れる落ち着くキャンプ場で川を目の前にしてキャンプをすることができます。
緑が生い茂っていて涼しくマイナスイオンを感じられます。
ちなみにオーナーさんいわくソロであれば普段は上図の清東橋のあるこちらのサイトをおすすめしたかったそうです。
何でもこの広場だけバンガローから離れておりプライベート感満載のサイトのため完ソロのような気分を味わえるとか。
この日は夜中に雨予報も入っており大雨が降ると地面と川の距離がかなり近いため浸水してしまうこともあるそうで残念ながら今回はこの場所に設営することはできませんでした。
ペグの刺さりやすさ
渓流地帯ということもあり地面は結構硬かったです。
中に岩も紛れているので岩を砕けるような頑丈な鋳鉄ペグの持ち込みを推奨します。
▼鋳鉄のペグはスノーピークのソリッドステークがおすすめ。
日本刀などに使われる高熱処理を鋼に打ち叩き強固な個体を実現したペグです。
ハンマーで叩く打撃面は力が分散せずに伝わるように設計され地面に埋まる拳程度の岩なら楽に粉砕できます。
炊事場
炊事場の様子がこちら。清東園キャンプ場には全部で5箇所ありますが、キャンプサイトのある河原側では合計3箇所です。
今回は自分のキャンプサイトから近い赤丸の炊事場です。
しっかりと屋根付きの炊事場でした。ちなみに水のみでお湯は使えません。
釜戸も2つあります。
他の4箇所も見てみましたが上図のようにどこも似たような感じの炊事場でした。
ちなみにここのキャンプ場の炊事場はバンガロー利用者がここでバーベキューをしているため、炊事場に行くときはちょっと気まずかったです・・・笑
トイレ
驚いたのがトイレです。
清東園キャンプ場には2箇所トイレがありますが今回行ったのは自分のサイトから近い赤丸部分のトイレです。
内部がめちゃくちゃキレイに清掃されておりとてもキャンプ場のトイレとは思えないほどキレイでした。
なんでも山岳地帯にあるここはオリンピックで外国人利用者が増え登山目的で立ち入る人も増えるだろうからと改装をしたらしいです。
洋式のトイレもあり嬉しいウォシュレットが搭載されています。
ゴミ捨て場
清東園キャンプ場にはゴミ捨て場はありません。
ゴミは各自持ち帰りとなりますが有料であれば引き取ってくれるようです。
(料金は聞き忘れました・・・すみません)
売店
清東園キャンプ場の売店は管理棟の中にあります。
内部の写真は取り忘れてしまいましたが薪は一束500円、炭は3キロ500円という料金でした。
他にもおたまや網などBBQ用品のレンタルもしています。
また清東園キャンプ場には食品、飲料はありません。
飲食料などは周辺のコンビニやスーパーで予め買っておきましょう。
周辺店舗
セブンイレブン奥多摩古里店
清東園キャンプ場から車で約15分ほどで行けるコンビニです。
キャンプ場までの道なりで通るコンビニです。
さすが周辺にキャンプ場のあるコンビニということで薪が売っています。
このサイズで一束500円ですが清東園キャンプ場の薪も同価格で量も同じなのでどちらか好きな方で買っておきましょう。
炭もしっかりと売っています。
東京最西端、奥多摩町唯一のセブンイレブンらしいです。
たいらや吉野店
たいらや吉野店は清東園キャンプ場から約20分で立ち寄れるスーパーでこちらもキャンプ場までの通り道にあります。
薪が売っていますが550円なのでキャンプ場の方が安いですね。
炭も売っていますが4円差で清東園キャンプ場のほうが安いみたいです。
レジャーシートやヘラや串などBBQ用品もたくさんありました。
酒類も一般的なスーパーの価格で安く手に入ります。
飲食料はたいらや吉野店でまとめて買う方がいいかもしれないですね。
ソロキャンの様子
キャンプ場を一通り回ったところで僕のキャンプは始まります。
最近はずっとソロベースのテントです。
お酒は事前に冷やしておきました。
バイクだと積載量が限られるのでお酒はいつも現地調達です。
クーラーバッグは満杯なので川の水で冷やします。
夏場は他に冷やす手段もないのでビールは少なめで多少ぬるくても問題ないチューハイ多めです。
季節は6月でしたが外気温は24.6℃ととても涼しいです。
キャンプ飯は久々にカレーを作ります。
最初は水を少なめに入れる派です。
いい感じにとろみが付いたところで水を少しずつ足していきます。
こっちのほうが水分が多いサラサラしたカレーになりにくいんですよね。
ということであっという間に出来上がったカレーできゃんぱいします。
ここで一緒に煮込んでいた手羽元も食べてみますがこれがまたうまい!
しっかり味が染み込んだ立派なおつまみになります。
今回もスノーピークのクッカーが大活躍でした。
煮込み料理が特に美味しいです。
そんなこんなで一人の時間を楽しんでいた所、お隣のバンガローにお泊りしている方からスイカのおすそ分けを貰いました。
キャンプ場で果物は普段食べれないのでこれは嬉しいですね。
夕方、日が沈む頃には一気に気温が下がり始め20℃まで冷え込みました。
とここで携帯に通知がきましたので見てみます。
どうやら奥多摩周辺は夜更けから明け方にかけて豪雨になる模様。
不貞腐れたので焚き火を始めます。
周辺温度がみるみる上がっていきとてもあたたかいです。
至福の一時ですね・・・。
カレーを食べ過ぎた・・・
というより最後に食べてから2時間ほどしかまだ経っていないので夕飯は軽めにうどんと余った手羽元を鶏ガラスープの元で茹でた手羽元うどんを食べます。
焚き火タイムが始まると同時に映画タイムでもあります。
なんか家で観るより落ち着きます。。。
周囲には誰もいないため映画はJBLのCLIP3というスピーカーを音量に注意しながら使いました。
普段キャンプのときの音楽もこれで聴いています。
小型のスピーカーながらIPX7という高水準の防水性能を誇るスピーカーです。
キャンプにありがちな突然の豪雨に遭ってしまっても全く平気です。
IPX7:一時的(30分)に一定水深(1m)の条件に水没しても内部に浸水しない
カラビナもついているのでバッグやポールにも取り付けやすくキャンプなどのアウトドア向けに作られたようなスピーカーですね。
ちなみに再生時間はフル充電から10時間。
一晩過ごすだけであれば全く問題ありません。
充電形式もUSBなのでモバイルチャージャーからでも給電可能なのが嬉しいですね。
映画も見終え酒もいい感じに入り、雨も来そうなので今夜は早めに就寝します。
雨が降った状態での撤収は大変なので今のうちにバイクに可能な限りギアを積み防水カバーをかぶせてテントサイトには最低限の荷物だけを残して眠ることにします・・・。
朝になりました。
夜更けから早朝にかけ結構強い雨が振り続けましたがテントは無事です。
内側に浸水することはありませんでした。
この後も雨が降る予報なのでまだ朝の7時でしたが早めに荷物をまとめて帰ることにしました。
周辺温泉施設 奥多摩温泉「もえぎの湯」
清東園キャンプ場から一番近い温泉は奥多摩温泉「もえぎの湯」です。
日本最古の地層と呼ばれる古生層から湧き出る源泉100%の温泉です。
都心から来ている方は帰り道のルートの途中で少し寄り道する形で行くことになりますが清東園キャンプ場から車で約25分の立地にあります。
清東園キャンプ場から青梅街道へ進んでいくと新氷川トンネルを通るので、出口から出たら左へ大きくUターンするように進めばOKです。
おや?
もえぎの湯本館の手前に足湯がありました。
奥多摩は登山客も多く足先の疲れを癒やすために立ち寄る人も多いそうです。
利用料金100円とリーズナブル。
本館利用をしている人は無料で入れます。
本館はこのようになっており下駄箱に靴を入れ鍵を抜き受付で鍵を渡します。
前払い制で大人一人3時間850円(子供450円)です。
もえぎの湯は内風呂と露天風呂の2つのみのシンプルな温泉です。
内風呂はとても広々としており大きなガラス窓からは奥多摩の山々の綺麗な風景を眺めることができます。
露天風呂は山々の木の匂いの香る山なみを眺めることができてとても身体と心が癒やされました。
期間 | 時間 | 受付終了 |
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4月〜11月 | 10:00〜20:00 | 19:00 |
12月〜3月 | 10:00〜19:00 | 18:00 |
・料金
周辺食事処 「釜めし なかい」
釜めしなかいでは地元で採れた山菜や野菜を使用しておりすべて一品一品手作りで調理をしているお店です。
清東園キャンプ場へ行くまでの道なりある食事処です。
店外の庭からは春は桜、秋は紅葉と四季折々の彩る木々を見渡せまるで観光地に旅行に来ているような気分にしてくれます。
鯉のいる池まであります。
ここはどこかの旅館なの?と思うくらい風情のあるお店ですね・・・。
ここは人気店。。。店内は案の定混雑しており入り口に受付票があったので名前を書いておきます。
お昼時に行き、待つこと30分・・・ようやく店内に入ることができました。
全席座敷で田舎に帰ったような古き良き日本を感じることができます。
メインメニューはこちら。
きのこ釜めしでいきたいところですが前回の奥茶屋キャンプ場の鳩の巣という釜めし屋できのこ釜めしは食べたばかりなので数量限定の鶏ごぼう釜めしにチャレンジしてみます。
▼奥茶屋キャンプ場の記事はこちら。
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【東京】都心から2時間丨清流の美しい隠れ家的キャンプ場。奥茶屋キャンプ場でソロキャンプしてきた!
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待つこと10分ほどで到着しました。すごく美味しそうですね。食べるのも緊張してきます・・・。
鶏釜飯のアップ。鶏肉はちょっと少なかったですがしっかりと味付けのされた釜めしで鶏肉も柔らかく米ももちもしした食感で全体的に満足のいく味でした。
水炊きはさっぱりとした薄味でしたが野菜に旨味が染み込んでおり、半分ほど食べた所でレモンを絞ったところでさっぱりとした味が加えられ一度で二度美味しい水炊きでした。
他にも刺身こんにゃくや漬物、饅頭もセットでついてきます。饅頭は程よい硬さの食感で餡もさっぱりとした甘みで美味しかったです。
まとめ
清東園キャンプ場のおすすめポイント
- 都心から2時間の好立地
- 大丹波川が目の前に見えて川も浅く流れも穏やかなのでお子様連れでも安心
- 山奥で川沿いなので夏でもヒンヤリ過ごしやすい
- トイレがものすごくキレイ
- 小さなキャンプ場なので静かでソロキャンがより楽しめる。
野栗キャンプ場の注意点
- 炊事場はバンガロー利用者が滞在しているため使うときちょっと気まずい
- 河原なので地面が硬め
いかがでしたでしょうか?
清東園キャンプ場は渓流大好きキャンパーなら是非行っていただきたいキャンプ場です。
バンガローやコテージが主体のキャンプ場なのでキャンプサイトは広くはないですが
静かで癒されること間違いないと思います。
ソロキャンプでお勧めしたいキャンプ場でした。
キャンプ場データ | |
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キャンプ場 | 清東園キャンプ場 |
住所 | 東京都西多摩郡奥多摩町大丹波562 |
営業期間 | 3月下旬〜11月下旬 |
予約方法 | 電話予約(0428-85-2789) |
チェックイン/アウト | IN 13:00/OUT 10:00 |
サイト利用形態 | フリーサイト(車乗入れ不可。駐車場からサイトまでの距離は短め) |
サイト状況 | 河原。砂利多め(鋳鉄ペグ推奨) |
気温(6月中旬)※参考 | MAX26℃、MIN18.2℃ |
直火 | 禁止。焚き火台を利用 |
炊事場 | 三箇所(キャンプサイトの河原側)/水のみ |
トイレ | 一箇所(キャンプサイトの河原側)/様式 |
シャワー | なし |
周辺温泉施設 | 奥多摩温泉「もえぎの湯」 (住所:東京都西多摩郡奥多摩町氷川119-1) |
周辺食事処 | 釜めし なかい(住所:東京都西多摩郡奥多摩町大丹波175) |
ゴミ | すべて持ち帰り/炭捨て場あり。 |
電波状況(au) | ★★★★(非常に良い) |
掛かった費用 | |
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入場料 | @3000 |
駐輪代 | @500(車は@1000) |
合計金額 | =3500円 |