金物製造で有名なキャンパー御用達ブランドのユニフレーム。同社からはダッチオーブンも発売されております。近年の(ソロ)キャンプブームということもあって中々手に入りづらい商品がユニフレームのダッチオーブンスーパーディープ6インチという小型ソロ向けのダッチオーブンなんです。
ダッチオーブンスーパーディープ6インチは毎年数量限定で発売されており、発売してもすぐに売り切れてしまう大人気商品なんです。(2020年は2月、2019年も2月に発売されていました)
今回はそんな品薄商品のダッチオーブンが入手できたのでレビューしていきたいと思います。
目次
ダッチオーブンスーパーディープ6インチ
注文して翌日には到着。さすがAmazonです。
箱からしてもかなり小さいです。
中身はこちら。ダッチオーブン本体と底網、ガイド、嬉しいことにレシピまでついています♪
製品スペック | |
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サイズ | 鍋径(内寸)15㎝×深さ7.7㎝ |
材質 | 本体・フタ:黒皮鉄板3.2㎜厚(クリアラッカー焼付塗装)/ツル・底網:ステンレス鋼 |
重量 | 約1.8㎏ |
容量 | 約1,2L |
製品特徴
黒皮鉄板でできている
まず一番の特徴と言えるのは「黒皮鉄板」でできているということです。
黒皮は一枚の鉄の鉄板を1200℃の熱で圧延させていき、常温まで冷やしておく環境下の中でできる酸化した被膜のことです。酸化と聞くと一見悪いものではないかと思ってしまいますが酸化皮膜は赤サビみたいな鉄を劣化させるような悪いサビではなく鉄を表面から膜を張り保護します。この酸化皮膜が内部にある鉄を守ってくれるのでサビがつきにくいというわけです。
軽い
重量はたったの1.8キロでとても軽いです。
同じユニフレームの8インチサイズのダッチオーブンでさえ4.2キロなのでいかに軽いかがわかりますね。
洗剤で洗える
酸化皮膜で保護されているので洗剤で洗えます。
また金タワシでガシガシ洗うことも可能です。普通の鉄のフライパンは金タワシで洗うと表面が削れて焦げやすくなりますがユニフレームのダッチオーブンは酸化皮膜で保護されているため表面が剥がれなくなっており金タワシで洗っても問題ありません。
キャンプ飯って油汚れがしつこくて落としにくいですが洗剤が使えればいつでも衛生的に使えるので心強いですね。
専用の底網が最初から付属
ダッチオーブンで燻製やローストビーフを作りたいという方には朗報です。
このダッチオーブンには最初から付属で底網がついています。
商品によっては付属していなかったりして100均などでサイズの合う網を買わないといけないですが最初から付属してるのはポイント高いですね。
蓋に取っ手がついている
蓋に取っ手がついています。
ちょっと中を開けて中身を確認したい時、耐熱手袋をいちいちはめるのは面倒ですが取っ手があればトングなどでカンタンに中身の確認ができて楽ですね。
ダッチオーブンの調理ってちょくちょく火加減などを確認することが多いのでこういうちょっとした手間が省けるのが嬉しいですね。
吊るせる
このダッチオーブンには吊るしようのツルがあります。
トライポッドがあれば吊るしながら調理できます。画的にもキャンプっぽくてなんか憧れますよね。
本体が分厚く蓋のかみ合わせが良い
本体と蓋がのかみ合わせが良くピッタリとはまります。
ぴったりハマることで熱や蒸気を逃がしにくく密閉することでで保温機能や熱伝導率の効果が高まります。
内部の熱が高まることで肉や野菜もすぐに柔らかくなり調理時間もグッと短くすることができます。
熱伝導率がとても高いので肉はホロホロになり骨付き肉は肉をしゃぶれば骨からポロッと取れるくらい柔らかくなり、一緒に煮込んだ大根も煮汁が染み込み柔らかくまるでお店のような味になります。
シーズニングをしよう
本格的に使い始める前にシーズニングを始めます。新品なのでまずはクリアラッカー皮膜を焼き切ります。
シーズニングとは
ざっくり言うと工場出荷時から販売に至るまで湿気などで赤サビなどができないようにのために塗られた塗装(クリアラッカー皮膜)を熱で焼き切り、クズ野菜を炒めて最後に油を鉄鍋に塗り込む作業のこと。鉄臭さを取り除いたり、油を馴染みやすくさせる大切な作業なので必ずやりましょう。
シーズニングは下記の記事でも紹介していてやり方は同じなのでこれから買う人はやってみてください。
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洗剤で洗えちゃうスキレット!?│ユニフレームのちびパンのシーズニングやお手入れの方法を紹介
続きを見る
シーズニング方法
- 鍋を熱して煙がでなくなるまで焼き続ける(クリアラッカー皮膜を落とす)
- 十分に冷ましたあと一度洗剤で洗う。
- 水気を拭き取ったら再び熱して油を塗りクズ野菜を炒める。
- 野菜が焦げ付いて縮んできたら火を止める。
- 十分に冷まして洗剤で洗う。
- 水気を拭き取り、再び火にかける。
- 水分がなくなったことを確認して、鍋が熱いうちに火傷に注意しながら油を塗る。
収納ケース
同じユニフレームから出ているちぴパンの収納ケースがすっぽりハマりそのまま使うことが可能です。
ダッチオーブンは焚き火調理することも多く煤汚れができるので他のギアを汚さないためにも是非一つは持っておきたい所です。
まとめ
ダッチオーブン料理は蒸し料理、煮込み料理、焼き料理など一つ持っているだけで料理のレパートリーが大きく変わる一品です。
ユニフレームのダッチオーブンはサイズ展開も多く普段のキャンプをする人数に合わせてお好みのサイズを持っておくといいですね。
初心者の方でも手入れがしやすく扱いやすいのでひと味違うキャンプ飯を作りたい方は是非おすすめですよ。