キャンプと言えばその広大な自然、普段見慣れない素晴らしい自然美の中過ごす時間も魅力的ですよね。
阿寺渓谷キャンプ場の魅力
阿寺渓谷キャンプ場は長野県の木曽郡大桑村にあるキャンプ場です。ここのキャンプ場の特徴は標高1,000mの山奥にあるのでとても緑が溢れており、その渓谷に流れる川は「阿寺ブルー」と呼ばれていて肉眼でもまるで漫画の世界にいるかのようなエメラルドの川の見れるキャンプ場となっています。
空気もとてもキレイで夜になると星が一面に広がり、夏は川へ入ったり、秋になる頃には紅葉も見れるので営業シーズン中はいつでも楽しめるようなキャンプ場となっています。
受付
東京から下道でバイクで行くこと約7時間、、、阿寺渓谷へ到着しました。
上の画像にある案内板まで進んだら阿寺渓谷キャンプ場までもう少しです。大体この地点からキャンプ場まで約6.3kmほどあります。山道は一本道となっており車が一台すれ違えるかどうかの細い道となっています。万が一すれ違ってしまったら一方が下がらなければいけないので注意が必要です。
すれ違ったとしても一応所々待避所はありますので安心してください。その待避所から一旦バイクを停めて少し歩いてみました。
このように待避所から少しあるくだけで様々な撮影スポットがあります。これらの画像は一切加工していません。肉眼でこのようなエメラルドグリーン色をした川を見ることができてしまうんです。光の当たる部分とそうでない場所で水の色が変わり思わず息を飲み込んでしまうほどキレイな色をしています。
阿寺川を十分に堪能しながらそのまま登っていくと阿寺渓谷キャンプ場に到着しました。
こちらが受付です。木でできた小屋のような受付ですね。自然の中に溶け込んでおります。こちらでチェックインを済ませましょう。
キャンプサイト
ここのキャンプ場は区画サイトとなっており、サイトの前に車やバイクを停めて荷物を運ぶことになりますが駐車場は基本的に区画サイトとほぼ横付けされているので荷物の持ち運びに苦労することはなかったです。
ここのキャンプ場は主に3構成の区画からなっておりそれぞれ『山側サイト(4000円)』、『川側サイト(4000円)』、『人気川側サイト(5000円)』の3つを予約時に決めるのですが阿寺ブルーを近くで眺めることが出来るのは人気川側サイトだけなので注意です。
自分が行った時は知らずに安い方の川側サイトを選んでしまっていました。こちらの画像は川側サイトの比較的川が見えやすいサイトなのですが立ち上がればなんとか川が見れました。。奥にもう1組グルキャンの方が居ますがここが人気川側サイトとなっています。川目当てで近くで見たいということはプラス1000円払ってでも人気川側サイトを選んだ方がいいですよ。
川側サイトはこのように段差が多くあり木々も多く林間サイトになっています。どこのサイトになるかは受付時に初めてわかるのですが空いていれば場所の融通は聞いていただけまして自分の時は最初は川から離れた場所だったのですが先程の写真のように川から比較的近い場所に移動してほしいというわがままに気持ちよく応えてくださいました。
施設
炊事場
炊事場はこちらです。たわしや洗剤は備え付けがあるようですね。お湯は使えません。
美顔水
ちなみにここのキャンプ場、水道はあるのですが美顔水と呼ばれる森林の奥の岩間から流れ出ている湧き水もあり、なんでもその昔阿寺山を管理するため遠く小張藩より派遣された役人の奥方がこの冷水を使ったところ見違えるほど色白の美人になって帰ってきたので美顔水と呼ばれるようになったそうです。
ちなみにバンドックから折りたたみで小さく傾向できるウォータージャグが出ておりますので良かったら下記の記事も見てみてください。
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【ソロキャンプに最適】コンパクトに折り畳めるジャグ!?キャンプ用のウォータージャグを使ってみた。
トイレ
山奥のキャンプ場ですがトイレはこのようにかなり清潔に清掃されております。
大便用トイレはボットン式ですね。
ちなみに阿寺渓谷キャンプ場は電気が通っていないキャンプ場です。夜中トイレをする時はソーラー発電で蓄えた電力でトイレの電気を付ける必要がありますが万が一に備えてヘッドライトや懐中電灯など手元を照らせるライトがあるといいですね。
注意
阿寺渓谷キャンプ場には電波が一切入っておりません。山奥なのでどのキャリアの電波も入らないので予めご留意ください。
ゴミ捨て場
阿寺渓谷キャンプ場にはゴミ捨て場はありません。各自で出したゴミは各自でしっかりと持ち帰る必要があります。炭捨て場はありますので残った炭はここで捨てることが可能です。
キャンプの様子
阿寺渓谷キャンプ場はキャンプ仲間の同僚と行ってきました。区画は狭かったのでテントを二つ張ることはできず先輩キャンパーのサーカスをお借りすることになりました。
焚き火はいいものですね。焚き火の爆ぜる音と川のせせらぎが聴こえてきます。
夜は更け寒くなってきたのでテントの中へ移動。この時の季節は11月上旬。気温は1℃ほどしかありませんでした。標高100m上がるごとに気温は約0.6℃下がると言われています。夏はいいですが秋頃は真冬並みの寒さになるので紅葉目当ての方は防寒対策をしておきましょう。
キャンプめし
寒い冬には鍋につきます。冬の寒空の中、土鍋で食べるすき焼きはとても美味しかったのを覚えています。
まとめ
川がとても綺麗、星もとても綺麗、美顔水も楽しめるといった綺麗づくしのキャンプ場。山奥で電気もなく、夏季以外はだいぶ冷え込むのである程度キャンプ慣れしている方であればとてもオススメ出来る最高のキャンプ場でした。
一度行けばまるで漫画の世界からと飛びだしたかのようなエメラルドグリーン色の川に魅了されること間違えないと思います。川遊びや魚釣りもできますのでお子様も喜びそうなキャンプ場ですね。今度は夏の時期に川で遊ぶためにまた行ってみたいキャンプ場でした。
キャンプ場データ
- 住所:長野県木曽郡大桑村大字野尻
- 予約方法:ネット予約( https://www.nap-camp.com/nagano/12321 )
- 営業期間:4月〜11月上旬サイト
- 区画サイト(駐車場は基本的にサイト近くに隣接している。)
- 焚き火:直火不可
- 炊事場:あり(冷水のみ)
- トイレ:ボットン式
- 風呂/シャワー:なし
- ゴミ:基本持ち帰り。炭は捨てられる。
- 電波状況(au):☆☆☆☆(圏外)
掛かった費用
- 区画サイト利用料 @4,000
- 薪一束@700
合計4,700円