リゾート観光地として年間120万人もの人が訪れる長野県は上高地。
上高地は大自然の宝庫で多くの手つかずの自然が残り、自然保護のため1975年からマイカー規制がされることで緑や空気、水の美しさが保たれています。
そんな上高地でしか見られない絶景とあらば是非そこでキャンプがしてみたいものですよね。
今回はそんな長野県の上高地から「小梨平キャンプ場」を現地に行ったならではのレビューをしていきます。
小梨平キャンプ場の魅力
目の前が絶景。北アルプスの広がるキャンプ場!
小梨平キャンプ場の最大の魅力はキャンプサイトから北アルプス(穂高連峰)が眺望できるキャンプ場です。
こんな至近距離から日本で3番目に高い奥穂高岳(3190m)を初めとした北穂高岳(3,106m)や前穂高岳(3,090m)などの3000m級の険しい山々を眺めることができます。
また奥穂高岳は日本百名山・新日本百名山に選定されており日本を代表する山々の連なる穂高連峰は登山家の憧れの地でもありキャンパーだけでなく多くの登山家が集います。
キャンパーや登山家、観光客など多くの人から愛されているのが上高地なのです。
自然が多く空気が澄んでいて紅葉が美しい!
そんなリゾート地の小梨平はまさに自然の宝庫。
緑が多く水も透き通っていて空気がキレイなのも魅力です。
印象的な青みのかかった美しい川も流れております。
一方で新緑を反射してエメラルドグリーン色に映る場所もあり自然が描き起こすアートを堪能できます。
また上高地は紅葉の名所でもあり標高が高い分秋の訪れも早く10月上旬には秋色に色づき始めます。
キャンプ場オーナーによると紅葉が一番キレイに見えるピークは例年10月中旬〜10月下旬頃が多いそうです。
紅葉はもちろん北アルプスにも広がり存在するだけで美しい景色に、より一層磨きがかかり魅了されること間違いなしでしょう。
キャンプ場にお風呂がある!
キャンプ場にはお風呂も併設しております。
規模は小さく天然温泉というわけではないですが大人600円/人で入浴が可能です。
年間を通して寒い日の多い小梨平では大変ありがたい施設ですね。
標高1500mで夏でも涼しい!
小梨平キャンプ場は標高1500mにの高所に位置するキャンプ場です。
一般的に標高が100m上がるごとに平地と比べ0.6℃ずつ下がるといいます。
つまり小梨平キャンプ場では平地と比べ単純計算で9℃も違うので避暑地として最適なキャンプ場なんです。
▼他にもある標高1000m超えのキャンプ場!▼
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チェックインが早い!
小梨平キャンプ場は早朝6時からチェックインできるキャンプ場です。
6時というのはさわんど大橋駐車場や平湯あかんだな駐車場から始発で行って丁度間に合うような時刻になります。
朝7時頃から営業しているお店も多いので早めについても十分に楽しめる場所となっています!
予約不要のキャンプ場!
小梨平キャンプ場はフリーサイトで予約が不要のキャンプ場です。
思い立った時に気軽に行けるキャンプ場・・・といえるほどアクセスの良いキャンプ場ではない(マイカー規制のため)ですが予約手続きがいらないのは嬉しいですね。
GWやお盆などの大型連休は予約制になることがあります。予約制になる場合HPで告知されます。
利用料金が安い!
小梨平キャンプ場は一泊あたり大人1200円で宿泊できる利用料金の安いキャンプ場です。
小梨平キャンプ場は基本的には連泊するようなキャンプ場なので利用料金が安いのは嬉しいですね。
小梨平キャンプ場の紹介
アクセス〜受付
場所は長野県松本市です。
小梨平キャンプ場のある上高地へののアクセスは通年マイカー規制(バイク含む)がされているため車で行くことはできません。
上高地へはバスかタクシーで行くしか方法がありません。
ここでは一般的なバスでの行き方を紹介します。
小梨平キャンプ場のアクセス
①上高地行きのバスターミナルのあるさわんど大橋駐車場(長野側) or平湯あかんだな駐車場(岐阜側)へ駐車する。
②各バスターミナルから上高地(終点)行きのバスへ乗車(乗車時間30分程度)。
③上高地バスターミナルから徒歩約10分で小梨平キャンプ場へ到着。
それでは各駐車場から小梨平キャンプ場までの道のりを詳しく解説していきます。
step
1さわんど大橋駐車場 or 平湯あかんだな駐車場へ駐車する
まずは上高地への玄関口であるさわんど駐車場 or 平湯あかんだな駐車場へ行きます。
さわんど駐車場は約2,000台、平湯あかんだな駐車場は約850台もの収容数があります。
各駐車場の所在地
さわんど大橋駐車場(長野県側):長野県松本市安曇4159−14
平湯あかんだな駐車場(岐阜県側):岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯
さわんど大橋駐車場は早朝5時頃、平湯あかんだな駐車場は早朝3時半から開放しています。
駐車料金は写真の通り、車は1日700円、バイクは350円(さわんど大橋駐車場価格)です。
平湯あかんだな駐車場の場合は車は1日600円、バイクは300円と少し安くなります。
0時の日付を跨ぐ毎の加算なので翌日の早朝に帰る場合でも2日分の料金が発生します。
余談ですが平湯あかんだな駐車場には足湯があるのでバスが来るまでの間、ゆっくりとくつろぐこともできます。
平湯あかんだな駐車場は標高1260mの高所にあるのでこのような形で暖をとれるのはありがたいですね。
step
2各バスターミナルから上高地バスターミナル行きのバスに乗車
各駐車場のすぐ近くに上高地行きのバス停があります。
上高地行きのチケットは券売機で購入します。
券売機はバス停のすぐ近くにあります。
チケットは基本的には往復チケットで購入します。
片道チケットを購入するより往復チケットを先に購入したほうが総額100円ほど安くなるためです。
往復チケットは購入日から1週間有効なので長期滞在でもしない限り往復チケットのほうがいいでしょう。
各往復料金はさわんど大橋駐車場からの場合、往復割引運賃2,400円/大人1名で平湯あかんだな駐車場からの場合は往復割引運賃2,090円/大人1名となります。
ちなみに平湯あかんだな駐車場の券売機はバスターミナル2番ゲートの写真右側の施設の中に券売機が設置してあります。
長くなりましたがバスが見えたら荷物を預けバスに乗り込み上高地へ向かいます。
バスにはトランクルームもあるので大型の荷物も載せられます。
どちらの駐車場からアクセスする場合でも上高地が終点となり乗車時間は約30分ほどです。
バスの発車時刻はどちらの駐車場からでも早朝5時頃から夕方17時頃まで約30分間隔が多いです。
11月などのオフシーズンは1時間間隔になることもありますので詳細は各種時刻表を御覧ください。
各種バス時刻表
往復の乗車券はお帰りの際、再度提示する必要があるので無くさずに保管しておきましょう。
ちなみにさわんど発の乗車券は上高地手前の大正池〜上高地バスターミナル区間で途中下車可能です。
大正池は1915年に焼岳の噴火によりできた堰止湖(せきとめこ)です。
長い年月をかけ水没した木々がそのまま立ち枯れて湖の中から木々が映えている自然の神秘の景観を見ることができますので時間に余裕があれば途中下車してみてください。
ちなみに上高地からでも徒歩40分程度で大正池に行くこともできます。
step
3上高地バスターミナルから徒歩約10分〜15分で小梨平キャンプ場へ到着
上高地バスターミナルまでついたら小梨平キャンプ場へはもうすぐです。
バスを降りたらすぐに画像のような場所がありますので奥へ進みます。
写真左側・右側どちらから進んでも大丈夫でキャンプ場までの距離も変わりありません。
数十mほど歩くと突き当りになるので右へ進みます。
そのまま50mほど進むと穂高連峰と河童橋が見えてきて絶好のビュースポットでキャンプ場までの中間地点です。
上高地の自然に溶け込む河童橋は1997年に架け替えられた5代目だそうで長さは約36m、幅は約3mあります。
河童橋には上高地から湧き出る天然のミネラルウォーターのでる蛇口もあります。
周辺にはレストランやお土産屋、売店がありホットスナックも販売しておりますのでここで一息つくのもいいかと思います。
気を取り直しまして。
河童橋を渡らずにそのまま道なりに進んでいくと小梨平キャンプ場への入り口が見えてきます。
受付はもう少し先でこの位置から5分ほどです。
受付までの道のりは案内板があるので迷うことはなさそうです。
お疲れ様です。
こちらが小梨平キャンプ場の受付です。
宿泊数を伝え料金を支払います。
各種電子決済が使えますが現金の場合、上高地にATMはないので多めに持っていったほうがいいです。
上高地には郵便局もありますが郵便のみの取扱となります。
電波は入る?
auの場合、キャンプ場周辺のアンテナは2本程度立ちます。
テントの中に入ると1本になったり2本になったりしますが動画の閲覧も問題ありませんでした。
河童橋周辺はMAXで電波が入ります。
また、管理棟周辺ではWi-Fiも利用できます。
▼小梨平キャンプ場データ▼
キャンプ場 | 小梨平キャンプ場 |
住所 | 長野県松本市安曇上高地4468 |
営業期間 | 例年4月下旬〜11月上旬頃 |
チェックイン | 6:00~17:00 |
チェックアウト | 翌10:00 |
予約方法 | なし ※大型連休のみ予約制(予約制になる場合はHPにて告知) |
サイト区分 | フリーサイト |
ロケーション | 林間 |
炊事場 | 3ヶ所 |
トイレ | 4ヶ所 |
シャワー | なし。 管理棟に風呂あり。 |
ゴミ | 可燃、不燃、ビン・缶可。 |
直火 | 不可。焚き火自体禁止。 |
周辺コンビニ・スーパー | なし。 管理棟に売店あり。 |
周辺温泉 | なし。 管理棟に風呂あり。 |
周辺グルメスポット | 河童橋周辺にレストランあり。 |
電波状況(au) | ★★☆☆(やや悪い) |
標高 | 1500m |
気温(10月上旬) | MAX:15.2℃ MIN:4℃ |
掛かった費用 | ※モデル料金※ |
宿泊代 | 1200×2泊 |
合計 | 2400円 |
利用料 | ||
テント泊(人) | 大人1200円 | 小学生以下800円、未就学児無料 |
決済方法 | 現金、クレジットカード、電子・バーコード決済 |
売店
受付の向かい側には売店があります。
僻地にあるため全体的な物価は少しお高めでコンビニ価格より2〜3割高い感じです。
余裕があれば食材は予め買っておいてもいいかもです。
売店には野菜や肉類があります。
食材はカレーや焼きそばなどが作れるようなラインナップです。
カレールーも売っています。
食品は他にもカップ麺やレトルト類もあるので簡単に済ますことも可能です。
米も1合単位での販売があります。
お菓子類や珍味などお酒のアテになるようなものもあります。
もちろんお酒もありビールや缶チューハイ、地酒など種類は豊富です。
キッチン用品やガス缶もあるので買い忘れがあったとしても売店で補完できるくらいにはラインナップは豊富です。
小梨平キャンプ場のオリジナルグッズもありました。
なかなか行ける場所でもないので記念に一品買うのもいいかもしれません。
管理棟前には自販機がありますので飲料は24時間買うことができそうです。
販売されている主な商品
カップ麺、レトルト食品、缶詰、酒、調味料、ルー、タレ、油、乾物おつまみ各種、お菓子、日用品、オリジナルグッズなど
キャンプサイト
小梨平キャンプ場はA~Lまでのエリアに区分けされており全てフリーサイトとなります。
この内、穂高連峰の見えるビューサイトはKとLサイトです。
おすすめの場所を兼ねながら各エリアの紹介をしていきます。
A〜Eサイトにつきましては全体的には上の画像のような林間サイトになっております。
Aサイト
キャンプ場入り口向かって最奥にあり木々に囲まれているサイトです。
人は少なかったですが穂高連峰へ向かうための出入り口ともなっているためその導線上は人の出入りがやや多いです。
トイレや炊事場も程よく近いです。
Bサイト
炊事場やトイレが近いサイトです。
エリアも広いのでタープも設営でき広々と使うことができそうです。
穂高連峰の先っぽが見えるサイトでもあります。
Cサイト
サイトが小さくて木々も多いので設営できるスペースが限られており見た目以上に狭いサイトです。
ソロでしっぽりしたい時にいいかもしれません。
Dサイト
サイトが大きく地形もフラットなので大型テントやグループで利用するような時におすすめのサイトです。
トイレや炊事場も近いです。
Eサイト
開けた場所と木々に囲まれた場所があるエリアです。
Fサイト
炊事場やトイレはそこそこ近いですが管理棟から最も離れたサイトです。
少し斜面があり設営はし辛いかもしれません。
Fサイトはキャンプ場への出入り口でもあるので観光客や登山客などの出入りも多くプライベート感はないように感じました。
Gサイト
エリア内にカマドのあるサイトです。
こちらも炊事場やトイレはそこそこ近いですが管理棟から最も離れたサイトでキャンプ場の出入り口にあるため人の出入りが多いようです。
木の根っこがはい出ている地形なので設営もしづらそうな感じです。
Hサイト
炊事場が近いです。
他のサイトと比べ写真に写るくらいがエリアの範囲で一組いたら他に設営する人はいないだろうなと思うくらい小さなサイトです。
トイレ、炊事場が近いです。
Iサイト
穂高連峰が見えやすいビューサイト以外の中では人が多いエリアです。
K,Lサイトが確保できなかった場合に設営するようなサイトに感じました。
トイレ、炊事場が近いです。
近くに小川が流れており涼しげなサイトでもあります。
Jサイト
炊事場や管理棟が近く小川沿いのサイトです。
目の前に穂高連峰がありますが木々が生い茂っているので視界はあまり良くないです。
Kサイト
小梨平キャンプ場の人気エリアで穂高連峰を間近で見ることができるビューサイトです。
管理棟、炊事場、トイレ、ゴミ捨て場、登山道への距離も近く利便性とロケーションを兼ね備えた競争率の激しいサイトです。
基本的に空いていることはないのでここに設営できればラッキーなエリアです。
このエリアも木が多いので見た目以上にサイトは狭いです。
また穂高連峰はサイトの手前側に設営できないと木々が干渉して風景が遮られる点には注意です。
Lサイト
小梨平キャンプ場の中で個人的に最もおすすめしたいビューサイトです。
景色目当てであればここに設営できれば間違いないです。
サイト手前側を取れればLサイトよりも視界が広けており、画像のような絶景が望めます。
反面、炊事場やトイレ、管理棟は少し遠いです。
利便性はあまり良くないですがその分景色の良さはどのサイトより勝るというアドバンテージがあります。
小梨平キャンプ場の中ではロケーションに全振りしたようなエリアかと思います。
サイト構成と特徴
・フリーサイト
A~Iサイト:林間エリアで穂高連峰は望めない。静かに過ごしたい人向け。
Kサイト:利便性が良く、穂高連峰が程よく見える。
Lサイト:絶景サイトで景色が最も良い。反面、設備が遠く利便性に欠ける。
ペグの刺さりやすさ
地質は少し硬いですがジュラルミンペグでもしっかりとハマります。
炊事場
小梨平キャンプ場の炊事場は全部で3つあります。
Lサイトを除いてバランス良い配置になっているので極端に遠くなるということはないです。
炊事場はキレイに清掃されて清潔に使うことができます。
お湯は使えません。
トイレ
小梨平キャンプ場のトイレは管理棟側に1つ、キャンプサイトに2つ、キャンプ場出入り口付近に1つの計4つあります。
管理棟側のトイレは清掃が行き届いており臭いもなく問題なく使用できます。
河童橋から進み小梨平キャンプ場の出入り口手前にあるトイレです。
こちらも管理棟と同じく問題なく使用できそうです。
キャンプサイト内に2箇所あるトイレです。
撮影時は土汚れがありましたがその程度で利用するには問題なく臭いもありません。
注意点としてはキャンプサイト内にある2箇所のトイレはトイレットペーパーの備え付けがありません。
用意がない場合、管理棟側のトイレかキャンプ場入り口手前のトイレを使用しましょう。
ゴミ捨て場
管理棟に1箇所とキャンプサイト側に1箇所の計2箇所にゴミ捨て場があります。
ゴミは燃えるゴミ、プラゴミ、ビン・缶などキャンプ場で出るようなゴミの多くが捨てられます。
キャンプサイト側にもゴミ捨て場はありますがビン・缶はこちらでは捨てられません。
なお上高地では熊が出没することからゴミ出しや食品の管理には厳しく制限がされていて21時までには完全に捨てるようにしてください。
捨てられるもの
燃えるゴミ、プラゴミ、瓶・缶
乾燥室
小梨平キャンプ場には売店の側面に施設利用者が無料で使える乾燥室が備えられています。
テントやウェアー、靴などを濡れたり湿ったりしてしまったものを乾かすことができるので非常に便利です。
肌着などでもしっかりと水気を絞れば1時間もあれば乾かすことができました。
尚、乾燥室はハンガーにかけたりラックに置いたりする不特定多数の人が使えるようになっており盗難や破損事故などは自己責任となるので貴重品などはよく考えてから利用するようにしましょう。
混雑具合
マイカー規制があり、場所柄登山用の小さいテントでのソロの利用者も多く、大型連休以外はいつでも入れるようなキャンプ場です。
ちなみに僕は小梨平キャンプ場には今まで2回訪れ、計8泊くらいしていますがほとんどの利用者が2泊以上の連泊をしています。
平日から連泊している方も多いので土曜日の朝イチに行ったとしてもK,Lサイトは埋まっている可能性が高いです。
というのも小梨平キャンプ場は有数の山々の連なる登山の名所兼玄関口です。
位置づけとしては登山前の前泊や登山後の宿泊地として使われることが一般的みたいでキャンプ用のテントだとかなり浮きます・・・笑
どのサイトでもいいので宿泊するという意味だけであれば特段問題なさそうです。
混雑度:★★☆☆☆
小梨平キャンプ場を予約する
予約不要(大型連休などは予約制です。予約制になる場合HPにて告知されます。)
小梨平キャンプ場の注意点
熊が出没する可能性がある
北アルプスでは熊の活動が活発であり稀に山岳地帯や最悪キャンプ場内にクマが出没する可能性があります。
直近では2020年にテント内に残った食べ物を漁ったという熊の人身被害も報告されたようです。
そのため小梨平キャンプ場では食品管理ルールが厳重です。
先にあげたゴミ出しの時間制限もそうですが、当日使わない食品は専用の食料庫があるので食材関係はこちらで保管します。
食料庫はキャンプ場内に2箇所設置してあり24時間利用できます。
一人のルール違反が大勢の利用者に迷惑をかけることになるので必ずルールを守るように徹底してください。
焚き火禁止
小梨平キャンプ場では自然保護のため焚き火禁止です。
夏はまだしもそれ以外の季節の夜や明け方は10℃を下回る日がほとんどでかなり冷え込みます。
寒さが苦手な方は真冬でも対応できるような装備をおすすめします。
周辺コンビニ・スーパー
小梨平キャンプ場の周囲にはコンビニやスーパーがありません。
もしどうしても行かなければならない用事がある場合、再度バスに乗って戻る必要があるので忘れ物がないように要注意です。
この場合、往復券も再度購入しなければなりません。
キャンプ場の売店以外では河童橋の周囲に2軒ほどお土産屋があります。
店内は蕎麦やお菓子など長野や上高地ならではのお土産が多く取り揃えられています。
山岳グッズもお土産やで購入することができます。
周辺温泉
小梨の湯
温泉ではありませんが管理棟にはお風呂が併設してあります。
大浴場というわけでもなく決して広いわけではないですがこのような場所にお風呂があるだけでも大変助かりますね。
値段は大人一人あたり600円です。
お風呂の営業時間は14:00~18:30ですが持込テント利用者、ケビン・常設テント利用者で入浴できる時間が決まっており、持込テント利用者の場合は14:00〜16:00です。
管理棟で入浴を受け付けており入浴が開始できる時刻の記載された札を渡されるので時間が来たら入浴が可能です。
アメニティ用品は管理等にて販売(レンタル)があります。
小梨の湯の基本情報
営業時間:14:00~18:30(※利用形態により入浴できる時間が変動)
営業期間:例年4月下旬~11月中旬頃
定休日:なし
料金:大人600円、小学生500円、小学生未満100円、乳幼児無料
販売品:フェイスタオル、歯ブラシ、ひげ剃り等
レンタル:バスタオル
備え付け:ドライヤー、ボディソープ、リンスインシャンプー
周辺グルメスポット
河童橋周辺にはレストランやホットスナックが売っています。
ホットスナックは河童橋名物の河童コロッケ(250円)も売られています。
他にも肉まんや山賊串、おやきなどの販売もあります。
どれも人気なのでお昼すぎには売り切れているものもあるのでお早めに購入することをおすすめします。
河童コロッケは珍しいわさび味です。
河童のロゴが可愛いですね。
わさび味といってもほんのりと優しい感じでツーンとくるような感じでもないのでお子様でも食べやすい味になっているかと思います。
上高地でしか食べられないレストランもあります。
値段は張りますがどれも美味しそうですね。
ソロキャンプの様子
小梨平キャンプ場へ向かいます。
下道で行くので深夜から出発しました。
深夜のコンビニで休憩。
これ結構至福の時間です。
時間に直すと7時間程度の長旅です。
長野につく頃には空も明るくなり朝焼けがとてもキレイでした。
6時過ぎにさわんど駐車場へ到着。
この日は連休明けの火曜日でしたが平日にも関わらずこの盛況です。
マイカー規制で上高地へはバイクで行けないためバスにてキャンプ場へ向かいます。
7時間超に及ぶ長旅の末、やっとこさ上高地に到着。
だがまだまだキャンプ場ではありません。
ここから徒歩10分ほどかけてキャンプ場へ向かいます。
キャンプ場までの道なりで上高地のシンボル、河童橋と穂高連峰が見えます。
実は上高地に来るのは二回目でその時は4泊したのですが短期には恵まれず前日雨や雲がかかってしまいここまでキレイなのは今回が初めてでした。
河童橋付近には天然水の出る蛇口があります。
キャンプ場についた後に戻るのも面倒なのでここで入る分だけ天然水を補給しておきます。
こちらのウォーターバッグはモンベル製で4L入りソロだと十分な量が入ります。
コンパクトに折り畳めるのでソロキャンプにおすすめです。
よろしかったら専用のレビュー記事もありますので見てみてください!
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小休憩も挟んで小梨平キャンプ場の受付に到着!
料金を支払いいよいよ設営タイムです。
今回はLサイトに設営しました。
素晴らしい眺望!この開放感!このスケール!
景色が良すぎて自然の神秘を感じなんだか不思議になる場所です。
てなわけで。
この圧倒的景色がもう肴になります。
ただ腹減りには変えられないのでしっかりと食事も摂ります。
油そばは人生で2回目でカップ麺タイプは初です。
以前お店で食べたことがあったんですけどあまり口に合わずそれ以来食べていませんでした。
この油そばはキャンプ場の売店で安かったので購入。
お味はカップ麺だと結構いけます。
麺にタレがよく絡んでいて思ったより重くもなくペロリと食べれます。
作り方はカップ焼きそばと同じような感じですがカップ焼きそばより好きかもしれません。
食の好みが変わったのか油そば、、、今後いろいろ試してみようかな。
是非この景色は生で見てほしい。
富士山もスケールありますが穂高連峰も富士山に引けを取らないくらいの存在感です。
軽く食事を済ませたところで場所移動。
せっかく上高地に来たのだから河童橋も目に焼き付けます。
まずは河童橋名物のコロッケと肉まんを売店で購入。
コロッケはソースがなくても味がついておりほんのりわずかに感じるわさびの味がいい酒のアテになります。
食べかけですみませんが肉まんは肉がぎっしりで食べごたえありました。
このポテトスナック、コクのある味とピリ辛がアクセントでここ最近のスナック菓子の中では割と高得点です。
最近スナック菓子が苦手になったのか一袋一気に完食することはないのですがなこれは飽きずに食べれました。
景色も十分堪能できたのでキャンプサイトに戻ることにします。
脂っこいものが続いたので浄化するためにお土産屋でそばを買いました。
そばつゆと薬味に七味と海苔がついているので茹でればすぐに食べられるやです。
湯切りをしっかりやって・・・
完成!
やっぱ手軽に作れるメシはいいですね。
コシと弾力のある鰹出汁の効いた蕎麦で酒が進みます。
それにしても小梨平の自然は幻想的で見入ってしまいますね。
至る所に肴になりそうなキレイな景色がたくさんあります。
まだまだ食いますよ。
今回は食品は全て上高地調達のためお土産で色々買っています。
こちらは信州牛をすかったそぼろ煮で630円くらいで売っていました。
そのまま食べてもご飯にかけても美味しそうです。
まずはご飯にかけてみます。
そぼろは思ったより少なかったですが信州牛の旨味が凝縮されています。
味も濃厚なのでそのまま食べるよりご飯にかけて食べたほうが、より一層美味しかったです。
次のつまみです。
今まで見たこと無いパッケージのソーセージ。
これは豚肉100%のソーセージでそのままでも食べられるそうです。
ただ生で食べるより焼いたほうが絶対美味いと思うので食べやすい大きさにカットします。
ちなみに使っているまな板はベルモントのカッティングボードですがかなりコンパクトになるのでソロキャンパーにおすすめです。
写真は畳んだ状態(15cm)ですがこれより更に広げることもでき広げると30cmもの長さになります。
広げることで肉類や野菜を切る時に住み分けして食材を切れるのでキャンプ飯を作る時に重宝しています。
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油を薄くひいて軽く焦げ目がつくくらいまで炒めて・・・
ソーセージを取り出したら油を少し多めに足して卵を投入。
急いでご飯も放り込み炒めます。
さっきのそぼろも一緒に混ぜて上高地チャーハンの完成。
普段手に入らなそうな珍しい(?)食材を使ったのでもう一生食べられないかもしれない貴重なチャーハンです。
そぼろ煮の濃厚な味が絡み合ったことで塩辛く絶品の炒飯になりました。
野沢菜のコリコリした食感のアクセントと少し大口に切ったソーセージが歯ごたえあって食感も楽しめる味でした。
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日が完全に落ちた後は一気に冷え込みます。
夜の8時でこの気温です。
焚き火ができないのが辛いですが自然保護のためであれば仕方ないですね。
外に出ていると風邪を引きそうなので今日はこれにて就寝。
絶景も見れてとても印象的な一日となりました。
まとめ
小梨平キャンプ場のおすすめポイント
- 目の前が絶景!穂高連峰が連なる大迫力のキャンプ場!
- 自然が豊富で上高地を訪れないと見られない唯一無二のロケーションに溢れている!
- キャンプサイトから徒歩で行ける範囲にお風呂がある!
- 利用料が安い!
- 観光地の中にあるためキャンプ以外でも楽しめる施設も豊富!
小梨平キャンプ場の注意点
- アクセスが悪く車で行けないため荷物の量に注意
- 一度上高地に入ったら帰る時までバスターミナルに戻れない
- キャンプ場周囲にコンビニやスーパーがない
- 周囲がクマの活発地帯のため熊よけ鈴など対策が重要
- 焚き火禁止で平地より10℃ほど気温が低いので秋以降には油断せずに冬装備推奨
いかがでしたでしょうか?
日本屈指のリゾート地である上高地。
その景色は並大抵のロケーションの良いキャンプ場を凌駕するほどの絶景でした。
マイカー規制でアクセスがし辛いというのもこのように思ってしまうスパイスになっているのかもしれません。
景色の良いキャンプ場が好きだという方がいれば是非とも一回は訪れて欲しいキャンプ場です。
キャンプ慣れしたソロキャンパーにおすすめしたいキャンプ場でした!
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小梨平キャンプ場データ
キャンプ場 | 小梨平キャンプ場 |
住所 | 長野県松本市安曇上高地4468 |
営業期間 | 例年4月下旬〜11月上旬頃 |
チェックイン | 6:00~17:00 |
チェックアウト | 翌10:00 |
予約方法 | なし ※大型連休のみ予約制(予約制になる場合はHPにて告知) |
サイト区分 | フリーサイト |
ロケーション | 林間 |
炊事場 | 3ヶ所 |
トイレ | 4ヶ所 |
シャワー | なし。 管理棟に風呂あり。 |
ゴミ | 可燃、不燃、ビン・缶可。 |
直火 | 不可。焚き火自体禁止。 |
周辺コンビニ・スーパー | なし。 管理棟に売店あり。 |
周辺温泉 | なし。 管理棟に風呂あり。 |
周辺グルメスポット | 河童橋周辺にレストランあり。 |
電波状況(au) | ★★☆☆(やや悪い) |
標高 | 1500m |
気温(10月上旬) | MAX:15.2℃ MIN:4℃ |
掛かった費用 | ※モデル料金※ |
宿泊代 | 1200×2泊 |
合計 | 2400円 |