その形状から少量の薪でも暖を取れ高火力で調理をすることを可能にするウッドストーブ。
ウッドストーブは様々なタイプのものが各メーカーからそろっております。
僕はバイクでソロキャンプをするスタイルですがそんな自分にとってのウッドストーブの決定版を見つけたのでレビューします。
今回はブッシュクラフトのブッシュボックスXLを実際に購入したならではのレビューや口コミに関する補足をしていきます。
ブッシュクラフトとは?
アウトドア用品の総合メーカー。
柄のついていないフライパンやティンダーウッド、ウッドストーブなどブッシュクラフトを楽しめる製品を中心に商品開発・販売を手掛けている。
目次
ブッシュボックスXLの特徴
特徴①圧倒的な燃焼力!窓も大きく追加の薪も入れやすい
こちらの画像は着火剤を入れずに自然の枝だけで燃焼させたときのものです。
煙突タイプの形状なので燃焼効率が抜群で空気を取り込みやすく火床も少し浮いているので常に燃え続けてくれます。
この高火力で調理はもちろん500mlの水であればわずか4分ほどで沸騰させることが可能です。
その優れた構造から小枝や枯れ葉だけでも簡単に着火できるので初心者にもおすすめできるギアなのがブッシュボックスXLです。
自然にあるものだけを使用するだけでいいので着火剤も不要なので経済的にも優れています。
杉の葉、松の葉、枯れ葉などを底面に軽く敷き詰め着火してあとは小さくおった枝などを入れるだけでみるみる内に燃え広がっていきます。
また窓が大きいので追加の薪も放り込みやすいのが特徴です。
市販の薪だと長すぎるのでのこぎりで半分に切ったりと加工する必要はあります。
面倒であれば画像のようにそのまま放り込んでも使えることは使えるのですが歪みの原因になりメーカーとしては非推奨なようですが・・・。
しかし、その辺に落ちている枯れ枝をパキパキ折って放り込んでも十分に燃えるので正直自分は市販の薪はほとんど使っていません。
ちなみに加工が必要な場合は僕はこちらののこぎりを使用しています。
刃渡りが長いので薪も切りやすく半分に折りたたんで収納できるのでバイクキャンプでも持っていけます。
また使用を長時間続けると底部に灰が溜まっていきますが隙間があるため付属のトライベットを使って途中で灰を落とすこともできます。
使用後は薪の全てがまっさらな白い灰になるほどです。
燃え残りもなく燃焼効率の良さが伺えます。
ちなみにちょっと場所を移動させたいときでも付属のトライベットを差し込んで位置の変更も可能です。
燃焼中に移動させる際は火がある程度収まるのを待って耐熱手袋をして安全に移動しましょう。
自分はYouTubeのチャンネルを持ってるのですが実際に使用して調理しているシーンもありますのでこの抜群の火力を良かったら御覧ください。
特徴②展開・収納が一瞬で可能!
本体は全てヒンジで繋がれている構造となっており広げるだけで一瞬で展開が可能です。
畳むときも灰皿を2枚持ち上げて折りたたむだけなので展開・収納まで合計10秒もかからない圧倒的スピード感があります。
特徴③コンパクトに折り畳めて収納できる
今回購入の決めてになったのが収納時のこの薄さ。
厚みがわずか1.2cmほどなのでバッグの隙間にもすっぽり入ってしまいます。
もちろん収納袋付きでバッグの中を汚しません。
特徴④薪以外にもアルコールストーブや固形燃料の風防兼五徳としても使える!
本体の裏面にはトライベット(2本)という五徳がはめ込まれています。
ぐらつきなくしっかりとハマっていますがトライベットを斜めに押し上げると簡単に取り外すことができます。
本体の側面には計6つの縦の切れ込みは入っており、この穴にトライベットを差し込んで使用します。
これを使ってアルコールストーブや固形燃料の五徳としても使用することができます。
アルストの高さによって段の調整も可能です。
ちなみにトランギアのアルコールストーブをそのまま入れると少し傾きました。
しかし、少し押し込むことでトライベットに挟み込まれるような形でがっちりフィットしました。
ちなみにトランギアの経がφ7.5cm、エスビットがφ7.4cmです。エバニューがφ7.1cmです。
持っていないのでわかりませんが経の小さいエバニューのアルストだと押し込まなくてもいけるかもしれません。
もっと経の小さいアルストを使う場合は別の方法でも対応可能です。
その方法は100均売っているポケットストーブ用(またはシェラカップ用五徳)の五徳を使ったところこれがうまい具合にフィット!
これで安定して使用することが可能となりました。
火もしっかり鍋底にあたり正面以外はかしっかり囲われているので風の影響も受けにくいですね。
ちなみにトランギアのアルストでは段の高さを一番下にして使うのがちょうど良いです。
これなら3大アルストも風防兼五徳として安心して使えそうですね。
窓も大きいのでトランギアやエスビットなど火力調整可能なアルストであれば窓から蓋を閉めることもできます。
この方法であれば固形燃料もセッティングが可能です。
トライベットの高さは一番上がいいでしょう。
本来であれば専用の追加オプションでアルストを使うことを推奨されていますが今までこの使い方で不便に感じたことはありません。
尚、トライベットは天面にも装着が可能で位置や幅の調整が可能なのでメスティンなどのクッカー類やミニ鉄板、マグやシェラカップなど小さいサイズまで幅広く対応が可能です。
幅を一番狭めると220mlのマグでさえ少し余裕をもたせながら乗せることができました。
まさにこのウッドストーブでウッドストーブ、アルスト、固形燃料まで一台三役で対応できる万能のギアですね。
商品スペックなど
パッケージはこちら。
ブッシュボックスはドイツ製のようです。
本体のほか、付属品は収納袋と説明書、ステッカー一枚と注意書きのようなカードが一枚入っていました。
説明書は日本語にも対応しており翻訳が怪しいところもありますが意味はしっかりと伝わるくらいの精度はありました。
展開時のサイズです。
幅と奥行きが広く一見クッカーを選びそうですが戦術したトライベットがあるのでどんなクッカーにも対応しやすいです。
火床は2枚ついており1枚目は空気が入りやすいように穴が無数に空けられています。
底面は灰受け皿となって灰が地面に落ちにくいようになっています。
本体はバリは取られているもののヒンジなどで全体的に棘々しています。
なので収納袋はそのうち破れていきそうですがこのサイズ感であれば100均でも売っていそうなのでもし購入したときは追記しておきます。
ちなみに一回収納袋に入れて若干ですが早速ほつれが・・・。
ブッシュボックスXLのスペック | ||
---|---|---|
素材 | ステンレス | チタン |
サイズ(収納時) | 高さ19cm×幅12.5cm×奥行き12.5cm | |
サイズ(使用時) | 高さ19cm×幅12.5cm×厚み1.2cm | |
重さ(本体のみ) | 775g | 490g |
素材 | ステンレス、コットン(収納袋) | チタン、コットン(収納袋) |
チタンとステンレスどっちがおすすめ?
ちなみにブッシュボックスXLにはステンレスタイプとチタンタイプのものがあります。
ステンレスとチタンの違いは重さと値段のみで形状などの違いはありません。
当然チタンのほうが数千円ほど高くなります。
自分はバイクなので重さはあまり気にしておらず火をガンガン使うギアなので風でびくともしない重厚感と熱変形のしにくさという視点でステンレス製を選びました。
本来であればチタンのほうが熱変形には強いのですが薄く作られるため歪みやすいんですよね。
チタンはどちらかというと登山や徒歩キャンパーの方におすすめです。
もちろんチタンブルーに染まっていくチタンならではの楽しみもありますね。
結局は好みの範囲で選んで支障はありませんので好きな方を選びましょう。
実際に使ってみた
キャンプ場に落ちていた枯れ枝を集めてみました。
どれも手足を使って折れるくらいの太さを選んでいます。
林間キャンプ場であれば5分もあればこのくらいの量なら集めやすいです。
最初は小枝と杉の枯れ葉を燃やし続け時々中太くらいの薪を投入し熾火作りをすることに専念。
3分ほど作業をつづければあっという間に本燃焼に入り火力が安定しました。
薪を入れるための面積が大きいのでたくさんの薪を投入することができて熾火作りも簡単です。
火力も強いので鉄板料理などにも適しています。
燃焼効率がいいので薪もすぐ燃えてくれます。
拾った薪だけでも3品ほどは作ることができました。
ちなみにせっかくのウッドストーブなので焚き火調理でガンガン使いたいという方におすすめの鉄板がこちら。
厚さ6mmの極厚鉄板で蓄熱性も高く焚き火の炎でもガンガン高火力で使えます。
ほぼフラットな形状なので持ち運びもしやすく無骨感のあるデザインがブッシュボックスXLとも相性が良いです。
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その後の仕上がりはこんな見た目になりました。
この記事を執筆している時には5回ほど使っていましたが今のところ歪みなしです。
薪の燃え残りはなく全てまっさらな灰に。
燃焼効率の良さと火力の高さがわかりますね。
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まとめ
ブッシュボックスXLのおすすめポイント
- 抜群の燃焼力!着火剤いらずで少量の薪で調理ができる!
- 大きな窓で追加の薪が入れやすい
- 展開や収納は一瞬!
- 薄くコンパクトにおりたためる!
- 機能性が高い構造でアルストや固形燃料の風防兼五徳になる!
- 付属のトライベットでクッカーを選ばない!
ブッシュボックスXL注意点
- 長い薪は切る(折る)などの加工が必要な場面がある
いかがでしたでしょうか?
薄くコンパクトになり追加の薪もどんどん入れやすいウッドストーブ。
個人的には理想的なものに出会えたかと思います。
高さ的にも自然に落ちている枝などをポキポキ折ってそのまま使えるのが好ポイントです。
市販の薪であれば3回くらいバトニングで割ったものを半分に折って使うのが良さそうですね。
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