今やネットで探せば様々なキャンプ場が調べられる時代です。
近年キャンプブームもあって土日ともなれば有名所はどこも予約が取れない、取れたとしても大混雑で騒がしかった。
こんな経験おありではないでしょうか?
今回はそんな有名所ではないけれどキャンプ好きなら是非行ってほしい静かで穴場のキャンプ場がありました。
今回は群馬県にある「ひするまキャンプ場」を現地に行ったならではのレビューや口コミに関する補足をしていきます。
目次
ひするまキャンプ場の魅力
知る人ぞ知る穴場のキャンプ場!
ひするまキャンプ場は知る人ぞ知る穴場のキャンプ場です!
公式HPもなく周囲にはキャンプ場を知らせる看板もなく偶然見つけたという口コミが多いのがひするまキャンプ場です。
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直火OKのキャンプ場!
ひするまキャンプ場では今では珍しい直火OKのキャンプ場です!
ワイルドなキャンプを楽しみたいかたにはうってつけですね!
キャンプサイトでは基本的にどこでも直火ができるのですが、原則直火をする場所は元々直火跡のある場所でやったてほしいとのことでした。
余った炭は自然に分解されないので出来れば持ち替えることを推奨します。
自分は焚き火後に残る炭などは消火袋に入れて次回のキャンプの火種や炭火焼きに使う木炭として再利用しています。
現在は直火が禁止されているという口コミがあり情報が古い可能性があります。ご利用の際はキャンプ場の指示に従いますようお願いします。
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オートフリーサイトで設営・撤収が楽!
キャンプサイトはオートフリーサイトのため車の乗り入れ自由で設営・撤収が楽です。
特に荷物の多いファミキャンやグルキャンでは大助かりですね。
すぐ目の前には利根川がある!
キャンプサイトからすぐ出た先には日本最大級の川、利根川があります。
あいにくこの場所には設営することができませんがキャンプサイトから歩いてすぐの場所にあるので気軽に行くことができます。
新緑と川のせせらぎで癒やされること間違いなしですね。
ちなみに利根川では川釣りも可能です。
ちなみに現在僕はこちらの釣り竿を使っています。
色味もキャンプに合っていてお気に入りです。
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釣りをする時は漁協組合の発行する遊漁券が必要です。遊漁券はキャンプ場や近くの商店、コンビニなどで販売されていることが多いので事前に確認をしておきましょう。
ひするまキャンプ場基本情報
キャンプ場 | ひするまキャンプ場(公式サイトなし) |
住所 | 群馬県渋川市上白井167 |
営業期間 | 4/1~11/30 |
チェックイン | 12:00 |
チェックアウト | 翌12:00 |
予約方法 | 電話予約のみ/(携帯) ※飛び込みは原則不可 |
サイト区分 | オートフリーサイト |
ロケーション | 林間 |
炊事場 | 1ヶ所 |
トイレ | 1ヶ所 |
シャワー | なし |
ゴミ | なし |
直火 | 可。原則直火跡のある場所のみ。 |
周辺コンビニ・スーパー | ファミリーマート渋川市上白井店(車で約8分) サンモール鍛冶町店(車で約20分) |
周辺温泉 | 富貴の湯(車で約25分) |
周辺グルメスポット | 永井食堂(車で約5分) |
ペット | 可(ドッグランなし) |
電波状況(au) | ★★★★(良好) |
標高 | 245m |
気温(10月) | MAX:16.3℃ MIN:7.2℃ |
掛かった費用 | ※モデル料金※ |
バイクソロ | 2000円 |
合計 | 円 |
ひすキャンプ場るま利用料 | ||
一泊 | 車4000円(5人まで) | バイクソロ1500円 |
アーリーチェックイン/レイトチェックアウト | 不可 | |
キャンセル料 | 不明 | |
決済方法 | 現金のみ |
ひするまキャンプ場の紹介
アクセス〜受付
利根川に囲まれたのどかな場所にひするまキャンプ場はあります。
国道17号を側道に進み線路沿いの細い道を進みます。
車がギリギリ一台すれ違えるくらいの細い一本道なので対向車に注意です。
線路沿いの道を超えるくらいにはナビが「目的地に到着しました」とナビが終了・・・
しかもこのさき『私有地立ち入り禁止』看板があり、マップ上は「ひするまキャンプ場」で間違いないので恐る恐る進んでいきます。
するとすぐ広場らしき所にでました。
ここでやっと看板が出てきたのでここがひするまキャンプ場で間違いないようです。
日出島とかいて「ひするま」、これは読めないですね。
こちらが管理棟です。
管理人はおじいちゃんで親戚のおじさんのような感じの方です。
実はひするまキャンプ場は当日予約は受け付けていないのですがそれを知らず当日飛び込みの電話をしてしまいましたが『今回だけは特別』ということで特別に受け入れを許していただきました。
ひするまキャンプ場のアクセス
キャンプサイト
ひするまキャンプ場の全体マップはこちらです。
トイレや炊事場の水回りは管理棟に集中しているので離れると利便性はなくなります。
シャワーはマップ上ではありますが現在使えません。
ひするまキャンプ場はオートフリーサイトのため車を乗り入れてテントと横付けで設営が可能です。
ロケーションは林間サイトで最低限の整備で自然をいかしたありのままのキャンプ場となっています。
木々が多くタープがなくても自然の日除けが気持ちいいです。
ロケーションは特別ここがいいという場所は存在せずほとんど変わらない眺めなので場所選びに躍起になる必要がなく精神的に楽でした。
地面の状態は凸凹していたり切り株があったりと足元を見ていないと危険な場所もあるのでお子様連れのかたは注意が必要です。
ここのキャンプ場はソロキャンパーやキャンプ慣れしている人が多く、水回りよりもむしろ水回りから離れた端の場所のほうが人気そうでした。
キャンプ場には遊具があるのでお子様がいる場合は遊ばせることができます。
売店
ひするまキャンプ場に売店はないので食材や備品などは忘れることがないように注意が必要です。
管理棟では薪のみ購入できます。
薪はこちらのカゴ1ケースで500円で通常の一束の1.5倍の量があります。
具体的な販売時間はわかりませんが管理人はいたりいなかったりするのでチェックイン時に即購入したほうがいいです。
ペグの刺さりやすさ
地面は多少固めでプラペグやジュラルミンペグでも何とか差し込めるという感じです。
念のため鋳鉄製のペグは何本か持っていたほうがいいかもしれません。
炊事場
炊事場はキャンプ場に1棟のみです。
それほど広大なキャンプ場ではないですが一箇所しかないため離れた場所に設営すると行くのは結構大変です。
落ち葉が舞いあまり清掃している感じは見受けられませんでしたが洗い物などは十分にできるレベルです。
トイレ
トイレは炊事場近くに一棟あります。
設備周りに力を入れているようには感じなかったのでトイレが少し心配でしたがハードルが上がっていた分、トイレは思いのほか綺麗に感じました。
失礼かもしれませんが外装が古めかしかったのでウォシュレット付きのトイレだったのには驚きました。
シャワー
ひするまキャンプ場にはシャワーはありません。車で約25分(13km)程の場所に大人一人400円で入浴できる富貴(ふうき)の湯があります。
ゴミ捨て場
ひするまキャンプ場にはゴミ捨て場も灰捨て場もありません。
灰は直火跡のある場所に炭はしっかりと灰にして火を消した状態で捨てて大丈夫とのことでした。
ちなみに大きな炭が残ってしまった場合は捨てずにこちらもおすすめです。
折りたたみ可能な火消し袋で余った炭は次回のキャンプの火種に使ったり炭火焼きで調理を楽しむことが下の奥です。
混雑具合
多少予約が集中してもとりあえず受け入れてくれるキャンプ場です。
ハイシーズン中の休日などは窮屈ささえも感じてしまいますがそれ以外では周辺のキャンプ場と比べ開放的なキャンプ場ではあります。
特にバイクだと安いのでライダーの多いキャンプでしたね。
混雑度:★★★☆☆
周辺コンビニ・スーパー
ファミリーマート渋川上白井店
ひするまキャンプ場から約3.3km(車で約8分)ほどの距離にファミリーマート渋川市上白井店があります。
ファミリーマート渋川上白井店の基本情報
サンモール鍛冶町店
ひするまキャンプ場から車で約11km(車で約20分)の距離にサンモール鍛冶町店があります。
お惣菜の数も豊富で開店直後には前日の売れ残りか割引きもやっておりました。
サンモール鍛冶町店の基本情報
周辺温泉
富貴(ふうき)の湯
ひするまキャンプ場から南西方面に約13km(車で約25分)、群馬県渋川市にある富貴の湯です。
大人2時間400円と公営のため利用料が安く連日地元客の利用者の多い温泉施設です。
こじんまりとした温泉施設ですがこだわりのヒノキの内風呂や開放感のある露天風呂があり地元民の憩いの場所になっております。
小さな温泉のため入場制限を行っており、すぐに入れない場合があるのでご注意ください。
富貴の湯の基本情報
住所:群馬県渋川市川島99-1
営業時間:10:00~21:00(受付20:30まで)
営業期間:通年
定休日:毎月15日(※但し土・日、祝日は営業。翌日休み)
料金:中学生以上400円、小学生200円、乳幼児100円
販売品:タオル220円、バスタオル1,000円
レンタル:なし
備え付け:ボディーソープ、シャンプー、リンス、ドライヤー
周辺グルメスポット
永井食堂
『日本一のもつ煮』が食べられる場所として有名な永井食堂。
渋川にきたのであれば永井食堂に行くべしと地元民の舌を唸らせ平日にも関わらずオープン直後から長蛇の行列ができる永井食堂はひするまキャンプ場からわずか3kmほどの距離にあります。
メニューはこのご時世とてもリーズナブルで食事だとラーメンが320円〜と財布にも優しいです。
今回頼んだのが定番のもつ煮定食(590円)です。
ちなみに今回朝にキャンプ場で朝ごはんを食べたばかりなので小盛りにしたんですが永井食堂では小盛りで一般的な普通盛りになります。
つまり普通盛りだと大盛りの量になるのでガッツリ食べたい人にもおすすめの食堂です。
もつ煮は信州みそと越後味噌ブレンドした濃厚な味付けにしているとのことです。
もつはとろとろ濃厚で薬味のネギとも相性抜群でモリモリ食べられます。
ご飯にバウンドさせながら味わい箸が止まりません。
あかん・・・
これは普通盛りで食べるべきだったと非常に後悔。
腹が多少膨れててもガツガツいけるほど美味しいです。
半分位食べ終えたところでスープをひとすくい
このままご飯にかけてもまた美味しいんです。
七味もいい仕事をしてくれます。
全体的に味は濃い目なので箸休めのたくあんもあり飽きずに食べ終えることができました。
永井食堂の基本情報
ソロキャンプの様子
今回はアポ無しキャンプ旅。
前日は別のキャンプ場にいましたが朝を迎えもう一泊どこかでキャンプをしたくないグーグルマップで偶然見つけたのがひするまキャンプ場です。
グーグルマップのレビューくらいしか情報がなくホームページもなく穴場のキャンプ場なのかと期待しながら進んでいきます。
こちらが管理棟です。
出てきた人は親戚のような感じのおっちゃんで気さくな方でした。
バイクは2000円と車キャンプが4000円なのに対して安いです。
ソロでバイク持っている人なら断然バイクがおすすめです。
早速今日のキャンプ地探しを始めます。
中規模の林間サイトで木々が多く目隠しになり一定のプライベート感はありそうです。
サイトを一周して少し開けているプライベート感のある空間を発見!
早速設営に取り掛かります。
今回のお供はネイチャーハイクのクラウドアップ2です。
設営・撤収も5分程度と素早く行え収納時はコンパクトサイズになるのでバイクキャンパーにもおすすめです。
今回のレイアウト。
といってもいつもと同じラインナップなのでそろそろ一新してもいいかなと思う今日この頃。
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景色はのどかな林間。
他の人から離れた場所に設営したのでプライベート感は抜群。
酒を飲む前にたまには温かいカフェオレでも飲もうかなと。
風が少し強い日だったので風防は必須です。
あるだけで火が揺れにくいので火力が安定します。
背面のデザインが可愛くてお気に入り。
シェラカップを直で温めカフェオレの粉末を入れるだけ。
ちょっと前までは豆から挽いて牛乳を入れてしっかり手間をかけて作ってたのですが結局最終的には手抜きになりがち・・・。
キャンプだとインスタントでも格別です。
身体も暖まり元気になったところで米を一合炊きました。
ダイソーの1合メスティンが大活躍です。
それに出来合いのチャーシューを数枚並べていきます。
並べなら蓋を閉めてチャーシューを少し温めるのと蒸らしの工程を同時に行います。
20分ほど蒸らしの時間があるのでその間に薪割りをして時間を潰します。
バトニングはキャンプを始めた時からずっと使っているモーラナイフ。
ほとんど研いだ記憶がないですがバリバリ現役で使えていて今日も薪を砕いています。
着火!
油分が多い薪なのが火付がよくすぐに燃えました。
ご飯もいい頃合いに。
半熟玉子とタレを少し垂らしてご飯とチャーシューによく絡めていきます。
タレは『北海道民がどんな安い豚肉でも美味くなる』という秘伝のたれを絡めます。
そして酒をグビっといく。
目の前にはパチパチと熱を放つ焚き火。
ノクターンの淡い炎も相まって最高の空間に。
半熟玉子は入れて大正解。
味もマイルドになり健康にも良くいい事づくし。
日没も始まりオレンジの優しい光が木陰から優しくキャンプサイトを照らします。
更に寒くなってきたので半分くらい食べたところでお茶漬けにします。
これが中々暖まります。
ちなみにおかきはお湯をかけた瞬間カリカリの状態で速攻食べる派です。
そういえば今日は月が赤く染まる皆既月食が見られるそうです。
気象庁の情報によるとあと数十分で始まるとのことでした。
それまでうなぎを炙ってじっくり待つことにしますか。
焚き火も熾火(おきび)の状態になり炙るには最高の状態に。
うなぎがパチパチと音をたてて香ばしく焼けていく様子がたまらないです。
お、どうやら皆既月食が完成した模様。
今年は皆既月食だけでなく惑星日食と同時に見られる非常に珍しい現象が442年ぶりに起きたそうなのですが200mmのレンズじゃ映像に捉えることはできませんでした。
次の皆既月食は2025年とのことなので次は標高の高い場所にいって少しでも月に近い場所でキャンプをしたいですね。
しかし花より団子もとい皆既月食よりうなぎ。
景色ももちろん大事ですがやはり外で食べるキャンプ飯には勝りません。
うなぎのタレと山椒をかけてそのまま頬張ります。
ご飯がさっきの1合しかなく今手元にご飯がないことを非常に後悔。
半額に落ちた240円のうなぎですが炭火で炙り直すことで皮がパリパリで中身がふっくらして絶品に。
一瞬でなくなりました。
熾火の状態だったためすっかり身体も冷え込みテントに逃げ込む準備をします。
テントに入って即ストーブを着火。
これがあるだけで冬でも幕内は20℃くらいになり暖かく平面なので同時に調理もできるという優れものです。
〆はラーメン。
ストーブでお湯を温め余ったチャーシューを乗せるだけという安くてうまくて最高の〆ラーメン。
冬は大活躍ですがうっかり本体に触れたりしないよう火傷には注意です。
1合メスティンで袋ラーメンを作るとお湯が規定量入り切らずちょっとスープの少ないラーメンになりましたがキャンプなので良し。
味が美味さには変わりありません。
あっちゅうまに完食。
いい〆になりました。
テントが暖かい内に就寝。
ストーブを消すのも忘れずに。
数年の一度の皆既月食を大好きなキャンプで見れて最高の一日でした。
まとめ
ひするまキャンプ場のおすすめポイント
- 自然ありのままのキャンプ場!
- 直火が可能!
- バイクなら安い!
- 近くには日本一のもつ煮と名高い『永井食堂』がある!
ひするまキャンプ場の注意点
- 最低限の設備なのでキャンプ場に快適さを求めている人には不向き。
いかがでしたでしょうか?
最近は改修などでキャンプ場の高規格化が進むなかひするまキャンプ場は古き良きキャンプ場の良さを感じる場所です。
のどかな林間サイトは普段の日常の忙しさを忘れさせてくれのんびりキャンプに没頭できます。
個人的にはキャンプ慣れしたソロキャンパー向けのキャンプ場だと感じました。
今回紹介したギア一覧
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キャンプ場まとめ
キャンプ場 | ひするまキャンプ場(公式サイトなし) |
住所 | 群馬県渋川市上白井167 |
営業期間 | 4/1~11/30 |
チェックイン | 12:00 |
チェックアウト | 翌12:00 |
予約方法 | 電話予約のみ/(携帯) ※飛び込みは原則不可 |
サイト区分 | オートフリーサイト |
ロケーション | 林間 |
炊事場 | 1ヶ所 |
トイレ | 1ヶ所 |
シャワー | なし |
ゴミ | なし |
直火 | 可。原則直火跡のある場所のみ。 |
周辺コンビニ・スーパー | ファミリーマート渋川市上白井店(車で約8分) サンモール鍛冶町店(車で約20分) |
周辺温泉 | 富貴の湯(車で約25分) |
周辺グルメスポット | 永井食堂(車で約5分) |
ペット | 可(ドッグランなし) |
電波状況(au) | ★★★★(良好) |
標高 | 245m |
気温(10月) | MAX:16.3℃ MIN:7.2℃ |
掛かった費用 | ※モデル料金※ |
バイクソロ | 2000円 |
合計 | 円 |